
当科では急性白血病などの小児血液腫瘍や脳腫瘍、神経芽腫、肉腫、網膜芽細胞腫などの小児固形がん、および再生不良性貧血、血小板異常症、免疫不全症など血液疾患の正確な診断と最適な治療を行っています。
他科との連携も充実しており、小児外科、脳神経外科、眼科、整形外科、小児腫瘍病理、放射線診断科、放射線治療科、輸血・移植免疫部、緩和医療科、リハビリテーションセンターと密に連携し、薬剤部、看護部、医療相談員、養護学校教諭などが参加するPediatric Tumor Boardを毎週開催し、治療へ反映させています。造血細胞移植を予定している患者さんに対しては随時、移植適応評価委員会を開催し症例毎に検討し、最善の医療の選択に反映させています。
また、すべての患者さんの治療方針について、毎日、病棟カンファランスを開催し、主治医だけで治療方針を決定せず、診療チームとして患者さん毎に適切な治療を検討する体制で診療に臨んでおります。
当科は小児の再発難治性白血病に対するハプロ移植の実施件数が日本で最も多い施設です。CAR-T細胞療法や抗体療法などの最新の治療とうまく組み合わせてハプロ移植を行うことでさらに良い治療成績が得られております。ただし、当科のハプロ移植は合併症も多い治療ですので、移植の適応は厳密に判断する必要があります。
南東北がん陽子線センターとPediatric Tumor Boardを通じて連携し、小児固形腫瘍に対する陽子線治療も実施可能です。陽子線照射施設は東北では南東北がん陽子線センターのみで、鎮静が必要な児にも対応しております。
核医学の施設も充実しており、今後、神経芽腫に対するMIBG療法が承認されたら、当院でも患者受け入れを開始する予定です。
小児・AYAがん長期支援センターでは、治療終了後に問題となる晩期合併症について、身体的症状への対応のみならず、教育・就労・自立支援・社会的課題・生殖機能等に関する支援の必要性とライフステージに応じた成人診療科との切れ目のない支援体制の整備を行っております。
外来診療
月 | 火 | 水 | 木 | 金 |
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– | 佐野 | – | 佐野 | – |
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– | 望月 | – | 望月 | – |
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– | – | – | 伊藤 | – |
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– | 菊田 | – | 藁谷 伊藤 |
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