福島県立医科大学 小児腫瘍内科
Fukushima Medical University
福島県立医科大学小児腫瘍内科では福島県内で発症する小児血液・がん患者、また、全国の再発、難治性の小児がん患者さんを診療しています。
包括的に小児血液がんの研修ができ、難治性造血器腫瘍に対するHLA半合致移植のような先端的な移植治療の研修も行っています。
ご寄付のお願い
未来を担う子供たちにご支援、
ご協力をお願い申し上げます。
最新情報
福島県立医科大学 小児腫瘍内科公式フェイスブック
更新中
福島県立医科大学 小児腫瘍内科公式インスタグラム
更新中
昨年10月5日(土)・6日(日)に開催された本学の第10回光翔祭では、記念イベントとして、社会貢献活動として「レモネードスタンド」が行われました。レモネードの売上金201,398円は全額、当院小児腫瘍内科に寄付されました。レモネードスタンドには、外来通院中の患者さんも顔を出していました。小児がんのことをアピールできたのは大きな功績だと思います。本当にありがとうございました。

造血細胞移植後のワクチン接種の助成を実施している市町村が増えてきました。お住まいの市町村のHPで確認して頂くとご自身のお住まいの市町村で助成が可能かどうかがわかります。全部接種すると15万円ぐらいかかりますので、大きな支援になると思います。私がみている患者さんでも、助成を受けてワクチン接種する方が増えてきました。町や村では対応していないところも多いので、確認が必要です。

インスタグラムを開設して1ヶ月で300フォロワーを達成できました。これからも小児がんや小児血液疾患の情報を発信していきます。この分野に興味を持った医学部学生さんや研修医の先生がいましたら連絡をお待ちしております。

福島県立医科大学附属病院に整形外科の松本教授のご尽力でサルコーマセンターが開設されました。小児腫瘍内科も参加しておりますのでよろしくお願い申し上げます。現在も、他診療科と連携しながら若年成人の骨肉腫、ユーイング肉腫、横紋筋肉腫、滑膜肉腫、軟骨肉腫などの症例を受け入れております。

2019年に開設された小児・AYAがん長期支援センターです。菊田先生と藁谷先生が担当されており、看護師、相談員なども配置され徐々に充実してきました。最近は総合診療の先生方とも連携して地域の診療ネットワークができるように動いております。当院のトランジションは成人科にではなく、小児AYAがん長期支援センターに移行して、その中で成人科の先生方と連携してみていく仕組みです。

神経芽腫の治療の基礎を作られたオードリー エバンス先生の映画がアメリカで公開されています。1960年代アメリカですらまだ女性の権利が認められていない時代に活躍された背景には尋常ではない苦難があったと思います。日本でも公開されるでしょうか?

ちょうど2年前、ある患者さんから餃子パーティに招待されました。パンダハウスの広いキッチンで作った福島名物の円盤餃子を振る舞ってくれた彼女の笑顔は最高でした。呼吸が苦しく、残された時間が長くないことは分かっていたと思います。料理が好きで、元気な時は毎日家族の食事を作っていた彼女にとって、病院の生活は耐えられなかったのでしょう。治療と人としての生き方、どっちを尊重するかは本当に難しい問題です。経験を積めば積むほど難しくなっていく気がするのは私だけでしょうか?



