小児・AYAがん長期支援センター

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福島県立医科大学 小児腫瘍内科 > 小児・AYAがん長期支援センター
 福島県立医科大学 小児腫瘍内科 小児がん患者さんとご家族により良い治療を提供いたします。

設立:2018年12月1日、開設:2019年5月7日

小児・AYA(Adolescent and Yung Adult:思春期・若年成人)世代のがんは乳幼児から若年成人までの幅広い年代に発症し、治療終了後も成長過程とそのライフイベントのなかで様々な晩期合併症を抱えて生活しています。また、各年代により必要とされるニーズは多様であり、成人がんとは異なる医療、支援が求められています。国もまた、小児・AYA世代のがん患者の長期フォローアップについて、身体的晩期合併症への対応、保育・教育・就労・自立・社会的課題・生殖機能等に関する支援の必要性とライフステージに応じた成人診療科との切れ目のない支援体制の整備の推進を求めています。本センターの開設により、多分野多職種による情報共有と、きめ細やかなケアにより患者のADLとQOL向上が図られます。

このように成人診療科との共通認識のもとに、有機的な連携を保ちながら診療体制を整備したのは国内初であり、小児・AYA世代のがん患者に必要とされる医療と支援に貢献することが期待されます。

基本理念

福島県立医科大学附属病院小児AYAがん長期支援センターは、小児がん経験者の身体的、心理的、社会的な問題に対して、ともに考えながら包括的なサポートを提供いたします。

  • 私たちは、小児がん経験者に対して、病気や治療に関連した長期的な影響に焦点を当て、成人診療科との連携体制を構築しつつ、包括的な支援を提供いたします。
  • 私たちは、小児がん経験者に対して継続的で最適な医療と支援を行い、身体的、心理的健康をサポートし、生活の質を向上させるこことを目標とします。
  • 私たちは、教育機関や地域社会との連携を深め、小児がん経験者の自立を支援いたします。

対象

小児・AYA世代の治療を終了したがん患者。概ね15歳以上を対象とする(~50歳)。

診療日

火曜日午後
木曜日午前、午後

診察室

みらい棟2階「小児・AYAがん長期支援センター」

スタッフ紹介

部長 佐野 秀樹 教授 小児腫瘍内科
副部長 石田 隆史 教授 循環器内科 循環器分野
副部長 鈴木 悟 教授/センター長 甲状腺・内分泌センター 内分泌分野
副部長 高橋 俊文 教授/センター長 ふくしま子ども・女性医療センター 生殖医療分野
医師 菊田 敦 特任教授 病態制御薬理医学講座
医師 山口 明子 部長 性差医療センター
医師 大越 千弘 助手 性差医療センター
医師 佐藤 雄一 助手 泌尿器科
医師 東田 綾子 助手 脳神経外科
医師 高橋 信久 講師 小児腫瘍内科
医師 藁谷 朋子 病院助手 小児腫瘍内科
医師 鴻野 央征 助手 糖尿病・内分泌代謝内科
医師 金子 哲治 講師 歯科口腔外科
医師 菅家 智史 講師 総合内科・総合診療学講座
言語聴覚士 二村 美也子 主査 リハビリテーション科(認知機能)
看護師 安齋 清江 主任看護技師 看護部 HCTC
看護師 古橋 知子 准教授 看護学部 CNSCHN
相談員 森 千香子 医療相談員 患者サポートセンター PSW
オブザーバー 横谷 進 特任教授 放射線医学県民健康管理センター
オブザーバー 田中 紀彦 分校長 須賀川支援学校医大校